ペン字教室の改装(松本市笹部T様)
40年以上(!)ペン字の先生をなさっている、松本市笹部T様から教室の改装をご相談いただきました。
(教室の改修といっしょに、リビングの段差解消等のリフォームもご依頼いただいています。リビングのバリアフリーリフォームの様子はコチラ)
【Befor】ビフォー
古くなったカーペットの張り替えと、お稽古用の机(座卓)を机と椅子に変更したいとのご要望でした。
これまで、教室は床に座って座卓で書くスタイルだったそうですが、先生であるT様ご自身が膝を悪くされため、とてもお辛いそう。また、生徒さんも足が悪い方がいらしたり、床に座るのに慣れていないお子さんがいらしたりして、少々おちつかなくなっているため、今回、机とテーブルにしようと思い立ったそうです。
この机、昭和46年から実に40年以上も沢山の生徒さんと一緒に頑張ってきたもので、T様にとって、とっても大切な物。
「ぜひ、天板はそのまま使って」とご希望です。
ご提案内容・施工
教室のカーペットは、落ち着いたかんじで、汚れが目立たない色をご希望でしたので、お話しのイメージに近い物を何色かご提案し、その中からお選びいただきました。
長い期間、教室でT様とともに過ごしてきた座卓を机にするために、脚を選びました。
この教室は、客間として使うこともあるとお聞きしましたので、机をすぐに片付けられるよう、机の高さになる折りたたみの脚を探し、ご提案しました。
(お手ごろ価格で、ご希望にかなった脚を見つけるのは、かなり苦労しました。笑)
写真は、T様が大切にされている教室の机の脚を平林が交換しているところです。
天板の裏には「昭和46年11月新調」の文字が。実に40年以上も頑張っているんですね。先生にとっては本当に愛おしい宝物でしょう。丁寧に作業しました。
さらに、この机に合わせた椅子も探してほしいとのお話を頂きました。
机の高さと合わなければいけませんので、まず、脚をつけて机を完成させた状態で、T様と一緒に高さを確認。椅子もかたづけられるよう、折りたたみ椅子をご提案しました。お稽古のお時間は1〜2時間。お手頃価格で、長く座っても疲れなくて、つくりもしっかりしている、折りたたみ椅子をなんとか見つけご提案したところ、T様も大変気に入ってくださいました。
【After】アフター
カーペットの柄と色で、教室はおちついた雰囲気になりました。生徒さんもきっとお稽古に集中できるはずです。
先生の宝物、40年以上苦楽を共にした座卓が、高さのあるに生まれ変わりました。この高さで折りたためる、めずらしい脚です。
折りたたみ椅子も、リーズナブルな価格帯にもかかわらず、クッションが厚いと思いませんか?すわり心地も上々。1~2時間というお稽古でもお尻が痛くならず、集中できると思います。
机も椅子も、パパッとたたんで片付けることができますから、T様のご要望どおり、この教室を簡単に客間に変身させることができちゃいます。
お客様の感想
稽古場は、私にとってある意味40年来の命であるので、膝痛に悩む私の願いというか、理想を実現していただきました。ちいさなお願いも親身になってきいて頂けてのがうれしかったですね。