【鉄則5】単結晶のパネルを選ぶこと
条件の悪い日だってへっちゃら!
補助金が厚い今は、あなたが太陽光発電でトクすることができる千載一遇のチャンスです。
メーカーや業者に依頼して、金額の試算をしてもらえば、十分に元がとれ、利益が生まれる結果が出るでしょう。
ただし、必ずその試算通りにはいくとは限らないので注意が必要です。
くもりの日が多かったら?南向きにパネルを設置できなかったら?
そう。発電量に影響するわけです。
試算のときの想定よりも、まわりの条件が悪くなった分だけ、発電で得られる金額は減ってしまう。このことを忘れないでください。
そして、あなたの太陽光パネルは、条件がいくらか悪くても、バッチリ発電してくれる物を選びたいですよね。
単結晶なら、試算どおりの発電が期待できます。
家庭用太陽光発電のパネルには、単結晶のものと、多結晶のもの、2つのタイプがあります。
この2つのうち、あなたにぜひ選んでほしいのが「単結晶」のパネルです。
単結晶パネルの最大の特徴は、発電効率がすごく良いこと。多結晶のものとは比べ物になりません。
効率が良いと、少々条件が悪くなっても、十分に発電してくれるからです。
くもりの日でも、たっぷり発電
くもりの日は、当然、太陽から届く光のエネルギーは小さくなります。
試算の時には、晴天率(一年のうち何日が晴れるか)をちゃんと考慮しているはずですが、これが、想定よりも低かったら、発電量は当然かわってきますよね。
くもりの日が多ければ、予定より発電量が減るのは想像できるでしょう
それなら、くもりの日でもたっぷり発電してくれるパネルがほしいと思いませんか?
まさしくそれが、単結晶パネルなのです。
南に向けてパネルを置けなくても、たっぷり発電
太陽光パネルは、南に向けて置くのが理想です。
太陽光線を真っ正面から、余すこと無く受け止められるからです。
でも、全てのお宅が南に向けてパネルを置くことができるわけではありません。
東や西に向けて置いた場合は、パネルに対して斜めに太陽光があたることになり、南向きに比べて受け取れる光の量は減ってしまいます。
それから、日があたる時間(発電できる時間)も、南向きに比べて短くなります。
1日トータルでパネルが受け取れる太陽光の量が限られるなら、その弱くて少ない光でも、バッチリ発電してくれるパネルが欲しいと思いませんか?
まさしくそれが、単結晶パネルなのです。
小さなパネルしか置けなくても、たっぷり発電
太陽光パネルは、サイズが大きいほど、たくさんの電気を発電します。
一般的なご家庭で十分な発電量は3kW~4kWです。
もし、あなたの家の屋根に、3~4kW分のパネルを置くスペースがなかったら、残念ですが、発電量が足りず、お得にならないかもしれません。
でも、あきらめることはありません。
発電効率がよく、小さな面積でも多くの電気を発電してくれるパネルを選べば良いのです。
まさしくそれが、単結晶パネルなのです。
言い換えると、同じ3~4kW分を生み出すパネルの大きさは、多結晶の場合よりも、この単結晶の方が小さくて済むのです。
地震が起きたときの安全のために、屋根を重くしない方が良いという考え方があります。だから瓦屋根はやめた方が良いという住宅メーカーもありますね。
たしかに、頭は重くない方が安全です。これと同じ考え方をするとすれば、太陽光パネルはできるだけ小さい方が良い、つまり、単結晶の方が安心なのです。
盲点!実は夏の日差しは発電量が落ちる!?
あなたは、「夏こそ太陽光発電の季節で、ガンガン発電できる」と思っていませんか?
実は、そうじゃないんです。
意外と知られていないのですが、夏の強すぎる日差しは、逆に発電効率を下げます。
これは、紫外線の影響なのですが、夏の紫外線が強い日も、いつもと同じだけ発電するとして試算してしまうと、大きな誤算につながります。
ところが、単結晶は紫外線を吸収するという、もう一つの大きな特徴を持っています。
つまり、紫外線の影響を受けないので、多結晶では発電量が減ってしまう夏の日でも、たっぷり発電してくれるのです。
試算通りに発電してほしいあなたにとって、これはうれしいメリットですよね。
単結晶のデメリット
良いことづくめの単結晶パネルにも、デメリットがあります。
それは、パネルの値段が多結晶よりも高価なこと。
良いのはわかっているけど、敬遠されてきました。
しかし、状況は違います。今は、補助金が厚いのです。
本当はどちらがお得か、計算してみましょう。
どうです?
たしかに、導入するときの値段は、単結晶の方が高いです。
でも、補助金が厚い今なら、その後の働きで、すぐに多結晶のお得額を追い抜き、ガンガン稼ぎ続けてくれるのがわかりますね。
ながく使い続けるほど、この差は広がっていきます。
お気づきですね。
あなたが、できるだけ沢山の利益を得るために太陽光発電をつけるなら、単結晶パネルなのです。
トータルでどちらがお得かが大切であって、購入時の価格はデメリットではないのです。
まとめ
- 試算のときよりも条件が悪くなれば、発電量は小さくなる。
- 単結晶パネルは、効率が良く、少々条件が悪くなってもしっかり発電する
- くもりの日、陰った場所
- パネルを東や西に向けるしかない場合
- 十分なサイズのパネルを置くスペースが屋根に無い
- 紫外線の強い夏は発電効率が下がるが、紫外線を吸収する単結晶パネルは影響を受けない
- 単結晶は購入時の価格が高いが、トータルで生み出す利益は多結晶を大きく上回る
あなたが太陽光発電でちゃんと得するための5つの鉄則
- 1.できるだけ早い決断を心がけること
- 2.ちゃんと屋根に陽が当たること
- 3.今の家にあと10年は住むこと
- 4.日本メーカーの国産パネルを選ぶこと
- 5.単結晶のパネルを選ぶこと